導入事例|年代差のある工場で会話が生まれる理由とは?「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」がもたらしたコミュニケーション効果

製造現場で働く従業員の「健康的な食事環境」をどう整えるか——

これは、郊外に工場を持つ企業にとって共通する課題です。

ダイヤモンド工具メーカーとして国内3工場を展開する株式会社リードも、まさにその悩みを抱えていました。工場周辺には飲食店が少なく、コンビニも車で数分。特に少人数拠点では仕出し弁当の注文ロットが合わず、全従業員に公平な食事機会を提供するのが難しい状況が続いていたといいます。

そこで同社が選んだのが「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」。健康経営の推進と、若手を含む全従業員の食生活改善を両立できるサービスとして導入し、現在では朝食・ランチ・残業時の軽食まで幅広く活用されています。

今回は、実際の導入背景や工場ならではの課題、そして導入後に生まれた嬉しい変化についてお話を伺いました。

 

株式会社リードにインタビュー

―まず、御社の概要についてお聞かせいただけますでしょうか。

はい。当社は製造業で、ダイヤモンド工具を製造しているメーカーです。主に電子部品、半導体、医療磁性材分野等で使用される精密な工具を製造しています。近年では、AIやDXを活用したソリューションサービスの提供も行い、製造プロセスや製品価値の向上に取り組んでいます。

従業員数は全体で194名、そのうち女性が約50名です。

「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入しているのは、仙台工場(約100名)、福島工場(約25名)、新潟工場(約44名)の国内3工場です。

 

―工場という拠点ならではの課題はありましたか?

はい、それが大きな課題でした。工場周辺はオフィス街のように飲食店が少なく、コンビニも車で数分の場所にしかありません。

仕出し弁当を利用する社員もいますが、特に人数が少ない福島工場などでは、仕出し弁当の最低注文ロットに届かないことがあり、全拠点で公平かつ健康的な食事が提供できないという課題がありました。

また、若手社員の中には手軽なカップ麺を選ぶ傾向が強く、健康面でも懸念がありました。

 

健康経営推進と公平性を重視したサービス選定

―導入を検討される中で、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を知ったきっかけは何でしたか?

当社は2018年から健康経営に取り組んでおり、6年連続で健康経営優良法人の認定を受けています。「社員に長く健康に働いてほしい」という思いから、新たに食に関する健康施策を強化したいと考えていました。

既に飲料を提供する他社で、手軽に食べられる菓子パンやカップ麺などの軽食サービスを利用していたのですが、より健康を考えた食事に直接つながるものを導入しようと探し始めたのがきっかけです。

 

―他のサービスも検討される中で、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」に決められた理由は何でしょうか?

健康経営と食を結びつけることが目的でしたので、より健康的な食事に繋がるサービスを探していました。「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」は、健康に良い食事が手軽に、そして全工場で公平に導入できる点が決め手になりました。工場という立地でも、社員に栄養バランスの良い食事を1個100円で提供できるのが魅力でした。

 

若手社員の食生活を改善!ランチ・残業時の「もう一品」

―導入されてから、社内でどのような変化がありましたか?

一番は、若手社員の利用率が非常に高いことです。

特に若手社員が多い仙台工場では、トライアルの100個プランからすぐにプランアップしたほどの反響がありました。利用シーンも幅広く、昼食だけでなく、朝ごはんとしても利用されていて、残業が必要になった際の軽食としても活用されています。

工場にいながらにして、いつでも健康的な食事が手に入るようになったのが大きいです。

 

 

―予測していなかった効果はありましたか?

はい、コミュニケーションの活性化です。工場は年代が幅広く、部署も多岐にわたるため、社員間の会話が難しい側面がありました。

しかし、冷蔵庫の前での会話や、商品の感想を言い合うなど、「食」という共通の話題が会話のきっかけになっています。アプリを登録していると納品商品がメールで届くのですが、「納品されたばかりなのに、もう無くなっちゃってるね〜」といった会話も生まれています。

 

社内周知を意識しない自然な利用促進

―多くの従業員に利用してもらうために、社内周知はどのように行いましたか?

導入直前には、工場の食堂にポスターを掲示して周知しました。しかし、実際に多くの社員に利用してもらえたのは、社員自身が自然に認識してくれたおかげです。

導入後は特に追加の案内はしていませんが、納品日の火曜日には、みんな自然と冷蔵庫に買いに来る状況になっています。

 

―ご利用状況はいかがでしょうか?

トライアルを実施し、アンケートで継続希望が多かったため本契約へ移行しました。

若手を中心に利用率が非常に高く、特にミニサラダ、サラダチキン、スムージーなどが人気です。「焼き芋が美味しい」という声もよく聞きますね。

 

―利用率を上げるために、何か工夫されていることはありますか?

各工場の食品の購入状況を確認し、人気のある商品を多めに取り入れるようにしています。商品がおいしく、社員が気軽に利用できるため、自然と利用率も高くなっています。運用も非常に楽で、この点も魅力だと感じています。

 

従業員の健康と働きやすい環境づくりに貢献

―「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」のサービスについて、今後の期待などをお聞かせください。

商品の美味しさと、社員が気軽に利用できる点が非常に魅力的で、今後も継続していきたいと考えています。実は、会社の近くに社宅を建設する予定なのですが、若い社員が多く入居することが見込まれるため、社宅にも「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の設置を検討しています。今後、より一層、食事面の補助が必要になると考えています。

また、健康経営の取り組みとして「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の認知がさらに広がってほしいと期待しています。

 

―最後に、御社と同じような課題を抱えている他の企業へ、お勧めできるポイントはありますか?

製造業のように幅広い年代(10代から60代まで)や多くの部署を持つ職場、そして工場周辺に飲食店などが少ない企業には特にお勧めしたいです。

食事という共通の話題が、社員間のコミュニケーションを深めるきっかけになります。また、工場にいながら手軽に健康的な食事ができることは、社員の健康増進や働きやすい環境づくりにも大きく貢献してくれると思います。

 

まとめ

株式会社リードが「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入した背景には、「社員に長く健康に働いてほしい」という思いと、工場拠点ならではの食事環境の課題がありました。

導入の結果、若手社員を中心に高い利用率が見られ、部署や年代を超えたコミュニケーションの活性化という、予測以上の効果が生まれました。同社は今後も「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を軸に、運動費用の補助やサラダバーイベントなど、ユニークな取り組みを通じて、社員の健康とウェルビーイングの工場をさらに追求していきます。

 

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